モノづくりに欠かせない製造工程を監視し、安定した品質を守る製造の仕事。日々の地道な努力が、阪本薬品工業を支え、世の中を支えています。
数値だけでなく、
音や振動も大事なサイン。
グリセリンを製造する泉北工場で製造業務を担っています。原料の受け入れから製品が出来上がるまで、製造工程におけるすべてが作業範囲。4人1班の交代制で、全工程の24時間監視と製造管理、さらに工場排水処理を行っています。製造設備は自動制御によってコントロールされていますが、設備や品質の異常を早期発見できるのは、やはり人です。数値だけでなく音や振動など、五感を使って確認します。毎日サンプルを確認したり、異変が見つかった時は早急にメンテナンスを行ったり、安定した生産活動のために日々努力しています。万が一設備異常や品質悪化となれば製造工程がストップし、減産や出荷停止になってしまい、お客様にご迷惑をお掛けしてしまいます。
難しいメンテナンスこそ、
達成感も大きい。
細かな確認や手作業が好きなことから、製造の仕事に興味を持ちました。中でも阪本薬品工業はグリセリンのトップメーカーであり、グリセリンはたくさんの身近な製品に使用されていることから、安定と将来性を感じました。実際に仕事についてみると、覚えることが多かったり、さまざまな事象に対応できる経験値が必要だったり、大変な面もありました。それでも少しずつできることが増えてからは、この仕事の面白さを日々感じています。特に機械いじりが好きな私にとって、設備のメンテナンスはワクワクするところ。一人で作業を完了できるようになるまでには、工具の名前や複雑な仕組みを知っておく必要があって、時間がかかるんです。だからこそ難しい調整を自分の力でやり遂げ、無事に動いた時は、大きな達成感があります。
失敗したからこそ学べた
「確認」の大切さ。
まだ現場経験が浅かった頃は、操作ミスによる失敗も少なからず経験しました。私のミスから設備や品質にトラブルが起きてしまうと、他部署やお客さまにも影響が及んでしまう。その責任の大きさを、身をもって体感しました。だからこそ、徹底的に現場と操作を確認するという今の自分につながっています。さらにチームワークもトラブルを未然に防ぐ大事な要素。わきあいあいとしたメンバーが揃っているので雰囲気も良く、確認や引き継ぎなど、意識して声をかけ合い、密に連携しています。失敗は誰にでもあるものです。私も失敗の度に先輩方や関係部署の方にサポートしていただき、乗り越えてきました。大切なのは、失敗の原因を分析して次に活かすこと。それができれば、成長のチャンスに繋げることができるのだと思います。
製造の仕事は、
世の中を支えている。
私たちの身の回りには、たくさんのモノがあります。製造の仕事をするようになって、その一つひとつが人の力によって支えられていることを知り、モノに対する価値観が変わりました。製造は目立たない部署かもしれませんが、私たちが止まると、会社も止まってしまう、モノづくりの「要」のような存在。世の中にとっても欠かせない仕事だと感じます。私は入社して10年以上たちますが、まだまだ未熟。現場には知識や経験にあふれた、すごい先輩がたくさんいらっしゃいます。今以上に知識を身に着け、リーダーとしてチームを引っ張っていけるようになることが今後の目標です。私が新人の時、先輩方に熱心に教えていただいたように、成長しやすい環境を整え、次の世代が活躍できる職場をつくっていきたいです。
語れるものは
あるか。
「要」として、
モノづくりを支える。
K.K/
泉北工場 製造1課/
2014年新卒入社