初めての社会人生活。新入社員は日々の中でたくさんのことを身に付けていきます。それは、スキルもあれば仕事に対する姿勢もある。阪本薬品工業のかつての新入社員たちが当時を振り返ると、先輩たちに教わったことが、今でも自分の指針になっていることに気づきました。
TALK MEMBER
-
T.S
営業本部
食材部 大阪食材課2007年入社
-
S.M
営業本部
グリセリン部
東京グリセリン課2012年入社
-
J.U
赤穂工場
管理課2014年入社
-
A.K
研究所
アプリケーション
グループ2019年入社
SECTION 01
行った人の記憶に
残るフィリピン研修。
- T.S
- 阪本薬品工業では入社したら新人研修があるけど、内容は全体の研修と部署ごとの研修と大きくふたつに分けられるね。
- S.M
- そうですね。全体研修では阪本薬品工業の仕事について理解を深めたり、ビジネスマナーを身に付けたり。
- J.U
- ビジネス研修をお寺で行い、電話対応の研修を受けたこともありましたよね。
- A.K
- え?お寺ですか?
- T.S
- 今ではホテルだけど、Kさん以外のメンバーが新入社員だったときはお寺でビジネスマナーの外部研修を受けていたんだよ。精進料理も食べたなあ。
- J.U
- 僕たちの代はカレーでしたよ(笑)
- S.M
- 2泊3日でフィリピンの子会社(SOCC)を訪問する研修もありますね。新入社員時代の研修では特に印象に残っています。
- J.U
- 現地の製造現場を見学したり、社員さんたちと交流したり。あとは、フィリピンの土地や文化を学んだり。何かと驚きが多い研修でしたよね。
- S.M
- そもそもフィリピンに行ったことがなかったから得るものもたくさんありましたし、自分の英語力の未熟さを痛感して、もっと勉強しなければと仕事のモチベーションにもつながりました。
- T.S
- 全体研修が終わった後、営業は基本的にOJTを行っているけれど、他の部署ではどんな研修があるの?
- A.K
- 研究所では社会人としてのマナーをはじめ、これから研究業務を行う上で必要なことを研修で学んでいます。例えば、化学実験を安全に行うための知識や手技や業務のルールなどを細かく教わります。
- J.U
- 製造では自分の所属以外の部署を理解する研修があります。自分の部署だけじゃなく、工場全体の動きを学ぶことができるのがよかったですね。
SECTION 02
先輩たちの言葉や姿から、
仕事に対する姿勢を学ぶ。
- T.S
- 新人研修だけじゃなく、配属後も業務の中で先輩や上司からたくさんのことを教わるよね。自分たちが新入社員だったときを思い返して、今も心に残っていることはある?
- S.M
- 僕は先輩の「少しでも気になるところは徹底的に調べる」という言葉を今でも意識しています。入社当初配属された海外事業部は、当社の国内工場やフィリピンの子会社、そして海外のお客様とやり取りを行う部署。関わる人が多い分、製品はもちろん納期や書類など、一つ間違えるとたくさんの人に影響が出てしまうので正確さが求められます。そのため、少しでも気になることがあれば「まあこうだろう」と自分の中で勝手に解決せず、徹底的に調べるということを教わりました。今は異動して営業をしていますが、どんな仕事であっても同じだなと思っています。
- A.K
- 私も先輩から「わからないことがあったら、その都度調べて解決する」ということを学びました。技術的なことはもちろんたくさん教わりましたけど、特に心に残っているのはそういった仕事への姿勢に関することですね。あと、私の研究の指導をしながら自分の研究や業務を進めていく先輩の姿を見て、あんな風になりたいと思ったことを覚えています。
- T.S
- 先輩や上司の背中を見て憧れる気持ちわかるな。私も当時の上司には業務の中でたくさんフォローしてもらったから。自分をフォローしてくれる上司の姿を見て、業務やシチュエーションごとの対応を学んでいったよ。
- J.U
- 僕はつくったプレゼン資料に対してアドバイスをもらったことですね。自分では力作だと思っていたので最初は驚きました。でも、「もう少し聞き手に思いやりを持った資料がつくれるといいね」と上司から言われたとき、僕の資料は自分が説明しやすいだけの資料だったんだと気づきました。それ以降、わかりやすく相手に伝えるということを仕事の軸にしています。
SECTION 03
後輩指導をすることで、
自分たちも成長していく。
- T.S
- 阪本薬品工業の先輩たちは、それぞれのやり方で親身に新入社員と向き合ってくれるよね。今はみんなも先輩という立場だけど、後輩たちに接するうえで心がけてることはある?ちなみに私は後輩にリラックスしてもらえるように積極的に話を振る、とかかな。
- A.K
- まだまだ自分のことに精一杯ですが、できるだけ後輩の様子にも目を配るように心がけています。ある後輩がミスを起こしそうになっていたとき、事前に気づいて声をかけ、回避できたことがありました。私自身も経験したことがあったから早く気づけたんです。まだ入社歴は浅いですが、これからも経験を積むことでもっと後輩をサポートできるようになれたらいいなと思います。
- S.M
- 僕もまだまだ自分のことに精一杯な部分が多いのですが、後輩と接するときに大切にしていることは、まず相手の話を聞くこと。そして自分で考えてもらうことです。新入社員時代、よく上司に「自分でよく考えることが大切」と言われてきました。ただ覚えるだけじゃなく、考えることで初めて自分の仕事を理解して身につけることができる。それに気づいた今、後輩にも同じように伝えていきたいなと思います。
- J.U
- 僕もMさんと同じで、考えてもらうということを大切にしています。新入社員はわからないことが多いから、ミスしたり間違えたりするのは当たり前ですよね。それらを減らしていくことが僕たちの役目だと思いますが、ただ指摘して答えを教えるだけじゃ意味がない。どうしてミスや間違えが起きてしまったのか、なくすためにはどうすればいいのかまで一緒に考えていくようにしています。
- T.S
- 相乗効果というか、後輩に教えることで自分たちも成長できたらいいね。